THE HISTORY BEGAN IN 1937

パリの貴族の下に生まれたAlbert Fouquetは、執事のPhilippeと共に香水をつくっていました。社交界でも高い評価を得ましたが、彼は事業化することなく自分のために創作を続けていました。
1937年、Albertはコートダジュールで、オープンカーでツーリングをしていた若かりし頃のJohn F.K.と出会います。

JFKはAlbertの香りの虜になり、その香水がほしいと頼みました。Albertは香水とメモを、彼が宿泊しているホテルへ送ります。

「この香水があれば、アメリカンな君にはないフレンチグラマーが補われるだろう。」
バカンスから戻ったAlbertに、JFKより「新しく8つの香水と、弟のBobにもう1つ送ってくれないか」という手紙が届いていました。
Albertは美しいボトルを執事のPhilippeに探してもらい、初めてJFKに出会った時に彼が着ていたシャツの柄の箱に香水を入れ、「Eight & Bob」と書いて送りました。
数ヶ月後、ハリウッドより、映画監督やプロデューサー、Cary GrantやJames Stewartといった俳優からも香水のオーダーが入るようになりました。

JFKの父親が映画業界で仕事をしていたため、Eight&Bobの噂が広まり事業は拡大しましたが、1939年の春、Albertは交通事故により他界してしまいます。その後、事業を引き継いでいた執事のPhilippeも第二次世界大戦によりFouquet家を去ることになったため、残念ながらEight&Bobは終わりを迎えました。


終息から約70年、長い間眠っていたEight&Bobを復活させるために、Luis Bodesを始め、世界中のプロフェッショナルたちが集まりました。
彼らはAlbertの想いをそのまま表現するため、ボトルやパッケージにまでこだわり、3年以上もの月日をかけてEight&Bobを蘇らせたのです。

LIMITED PRODUCTION

1934年1月、イタリア大使から招待を受けてチリを訪れたAlbertは、アンデスまで足を運び、新しい香りを探しました。

そして珍しい植物を見つけ、Andrea(アンドレア)と名付けました。現在もOriginal eau de parfumに使用されているAndreaは、標高の高い限られた場所にしか生息しない野生の植物です。12月から1月にかけてのみ収穫され、更に選別作業により全体の7%ほどにまで厳選されるため、この香水は数の限られた作品とも呼べるでしょう。

EGYPT'S HISTORY

1935年、Albertは親友のAhmedがいるエジプトへ向かいました。

香水発祥の地でもあるエジプトの歴史を探求するため、ギザのピラミッドやルクソールの寺院などを見て回り、ファラオに捧げられた壺やクレオパトラが愛した香りを目の当たりにします。

二度にも渡るエジプトへの旅のあと、AlbertはEGYPTを完成させました。

CAP D'ANTIBES' HISTORY

Albertにとって、アンティーブは天国のような場所でした。彼は夏の休暇をコートダジュールにあるこの小さな村で過ごし、朝はグランブルーでセイリング、夜は煌びやかなパーティーを楽しみました。

冬になる度にアンティーブでの夏を夢見ていたAlbertは、夏の思い出を香りで表現し、CAP D’ANTIBESと名付けます。

IN THE BOOK

Albertの他界後も事業を続けていた執事のPhilippeは、ナチスによる没収を避けるため、本を切り抜き、その中に香水を隠して送っていました。このことからOriginal eau de parfumは、各国の言葉で綴られたEight&Bobの歴史と共に、本をモチーフにしたパッケージに入っています。